イシケンノート。

イシケンの日々の備忘録。webマーケ関連の話が多いです。

スマートスピーカーは買うべきか?

こんばんは、イシケンです。
このところ、日本でもスマートスピーカーをよく見かけるようになりました。渋谷の地下に大きなgoogleホームの駅看板があったりして。
今日はそんな注目を集めるスマートスピーカーを買うべきか考えたいと思います。

実は、海外のテック界隈のカンファレンスとかだとここ1、2年くらいはずっとAlexa(アレクサ)に関する話題だったりしてました。

Alexaはamazonechoというamazonから出ているスマートスピーカーに導入されているAIの名前です。いわゆるスマートスピーカーの火付け役とされるアイテムですね。

※amazonechoのリンク見ると現在販売中止になっているんですが、2017/11/5時点で77000弱のレビューが付いてて星4.5以上って相当すごくないですか?

では、なんでスマートスピーカーが海外で注目されてるのかというと、

  • 知りたいことがあれば「検索する」という動作を「Alexaに聞く」という動作に変える可能性があるから
    いわゆるIoTといわれる家庭内の各家電を繋ぐハブになるから

  • の2つが大きいと思います。

    現在、何か調べ物をしようと思うと、みなさんスマホで検索しますよね?
    ブラウザを開いて文字を売って検索ボタンを押す。この一連の動作が日常に浸透している訳ですが、スマートスピーカーが浸透すると、わざわざ文字を打たなくても執事に聞くように音声アシスタントが教えてくれるという動作に変わる訳です。
    googleは検索広告で膨大な広告費を稼いでいますから、この動作が変わることで大きなビジネスチャンスが増えると考えた人が多いのでしょう。

    もうひとつは、各家電をIoTで繋ぐハブになるということ。
    「Alexa部屋の温度を24度にして」「Alexaご飯炊いて」みたいなことを音声でコントロールできるわけです。
    一般ユーザーとしては、むしろこちらがメインの価値になるんじゃないでしょうか。まさに1家に1台、AIの執事がいるようなSFの世界の実現です。

    では、今の日本でスマートスピーカーを買った方がよいのか。
    答えはNoだと思います。

    確かに音声でいろんなものをコントロールできるようになると便利だと思いますが、まだ肝心の家電側でスマートスピーカーに対応している商品が少ない。
    すでにスマートスピーカーの浸透が進んでいる海外でも、まだまだタイマーを設定したり音楽を聞いたりといった使い方がメインのようです。技術よりの人や最新ガジェットに触れたい人は購入する意味があると思いますが、一般的には2,3年はかかるんじゃないでしょうか。
    ちなみに、音声で検索するという動作が浸透するのも、家電などのハードが整った後だと考えています。なぜなら、今iphoneのsiriやandroidでもスマートスピーカーと同じように音声アシスタントがありますが、ほとんど使ってる人いないと思うので。

    スマートスピーカーが当たり前になる世の中はもう少し先な気がします。ただ、確実に変化の足音は聞こえてきていますね。